mod のインターフェースギャラリー
Claude Code の mod が描画できるインターフェース要素(テキスト、ボタン、フィールド、Markdown、コード、差分など)を、サンプルコードとターミナルのスクリーンショットで確認できます。
mod は要素を組み合わせてインターフェースを描画します。要素には、テキスト、ボックス、ボタン、フィールドのほか、コンテンツを整形してくれるものがいくつかあります。このページのサンプルは要素を描画するコードを示しており、ほとんどにはターミナルのペインに表示された結果のスクリーンショットが付いているため、見た目で要素を選べます。
描画の仕組みを学ぶには、まず インターフェースに描画する をお読みください。主なプロパティと、各要素を描画するアプリについては 要素リファレンス を参照してください。すべてのプロパティは 型宣言 に記載されています。
サンプルを試す
このページのサンプルはスニペットであり、mod 全体ではありません。それぞれが 1 つの要素と、その中に入れ子になったもののコードです。
サンプルを自分のターミナルで確認するには、以下の手順で小さな mod を作成し、そこにサンプルを貼り付けます。この mod は /gallery コマンドを追加し、このコマンドがペインを開いてそこにサンプルを描画します。ペイン は、幅の広いフルスクリーンのターミナルではトランスクリプトの横に表示されるサイドバーで、それ以外ではプロンプトの上に表示される枠付きの領域です。
mod を作成する
gallery という名前のディレクトリを作成し、その中に .claude-plugin ディレクトリと hooks ディレクトリを作成します。各ファイルについては mod を作成する で説明しています。
マニフェストを gallery/.claude-plugin/plugin.json として保存します。
{
"name": "gallery",
"version": "0.1.0",
"description": "Opens a pane that draws one sample",
"author": { "name": "Your Name" }
}
gallery/hooks/hooks.json でエントリポイントを指定します。
{
"modules": ["./register.js"]
}
コードを gallery/hooks/register.js として保存します。これはペインを開く /gallery コマンドを追加し、そのペインに Plain text を描画します。
// Stands in for your own callback in the samples that take one
const noop = () => {}
// The Select sample keeps its choice here
let picked = 'md'
// The Raster sample packs its cells with this function
const DEFAULT_COLOR = 0x01000000
function cellsOf(rows) {
const numbers = rows.flat().flatMap(([char, color]) => [char.codePointAt(0), color, DEFAULT_COLOR])
return new Uint8Array(Uint32Array.from(numbers).buffer).toBase64()
}
export function register(on) {
on('session.start', async ($, e, next) => {
await $.command.register({ name: 'gallery', description: 'Open the sample pane' })
return next(e)
})
on('command.run', { command: 'gallery' }, async ($) => {
await $.ui.open({ id: 'gallery', focus: true, closeOnEscape: true })
return {}
})
on('ui.render', { component: 'Pane' }, async ($, e, next) => {
if (e.requestId !== 'gallery') return next(e)
const { Box, Text, Button, Input, Select, Link, Markdown, Code, Raster, Svg } = $.ui.resolve(e)
// Replace the element after return with a sample
return Text({ children: ['Plain text'] })
})
}
mod を実行する
シェルで、gallery を含むディレクトリから Claude Code を起動します。
claude --plugin-dir ./gallery
Claude Code のプロンプトで /gallery を実行します。Plain text が表示されたペインが開きます。
サンプルを差し替える
このページからサンプルをコピーします。register.js で、return の後に続くように Text({ children: ['Plain text'] }) をサンプルで置き換え、ファイルを保存します。Claude Code は保存のたびにモジュールを再読み込みするため、もう一度 /gallery を実行すると新しいサンプルが表示されます。
要素を選ぶ
サンプルは画面に表示したい内容ごとにまとめられています。
- テキストを表示する:
Text、Markdown、Link - コードと変更を表示する:
Code - 要素を配置する:
Box - 入力を受け付ける:
Button、Input、Select - 画像を描画する:
Raster、Svg、Image、Client
テキストを表示する
画面に文字を表示する要素は 3 つあります。独自のスタイルを付ける Text、すでに整形済みのコンテンツ向けの Markdown、URL 向けの Link です。
`Text`
Text は、指定したスタイルで文字列を描画します。このサンプルでは、スタイルごとに 1 行ずつ表示します。
Box({
flexDirection: 'column',
children: [
Text({ children: ['Plain text'] }),
Text({ bold: true, children: ['bold'] }),
Text({ italic: true, children: ['italic'] }),
Text({ underline: true, children: ['underline'] }),
Text({ strikethrough: true, children: ['strikethrough'] }),
Text({ dimColor: true, children: ['dimColor'] }),
Text({ inverse: true, children: ['inverse'] }),
Text({ color: 'red', children: ["color: 'red'"] }),
Text({ backgroundColor: 'blue', children: ["backgroundColor: 'blue'"] }),
],
})
dimColor はテキストをグレーで描画します。backgroundColor はテキストの幅の分だけ塗りつぶします。
`Markdown`
Markdown は、Claude の返答と同じようにテキストを整形します。内容は children ではなく text で渡します。
Markdown({
text: '## Release notes\n\nThis build has **two** fixes and one `flag`:\n\n- Faster start\n- Fewer prompts\n\n> Quoted text',
})
見出しは # 記号なしで太字で描画されます。インラインコードはバッククォートなしで色付きで描画されます。引用は左側にバーが付いた斜体で描画されます。
`Link`
Link は、ラベルとそれに続く URL を描画します。
Link({ href: 'https://code.claude.com/docs', label: 'Claude Code docs' })
ターミナルは URL をラベルの後にテキストとして描画します。クリックで開くかどうかはユーザーのターミナルによって異なります。
コードと変更を表示する
Code は、Claude Code 独自のシンタックスカラーでソーステキストを描画するか、差分を描画します。
`Code`
language を指定するか、Claude Code に言語を推測させるために path を渡します。startLine を指定すると、その番号から行番号が付きます。
Code({
language: 'javascript',
startLine: 1,
source: "const name = 'mods'\nconsole.log('hello ' + name)",
})
色はユーザーのテーマに従います。
差分としての `Code`
format: 'diff' を指定すると、source は 1 つ以上の unified diff のハンクになります。
Code({
format: 'diff',
source: '@@ -1,3 +1,3 @@\n # Mods\n-A mod is a plugin.\n+A mod is a plugin that runs code.\n Read on.',
})
Claude Code は @@ の行の代わりに行番号を描画します。削除された行と追加された行が似ている場合、変更された語はより濃く網掛けされます。
要素を配置する
`Box`
Box は中の要素を行または列に配置し、枠線を描画することもできます。このサンプルでは、単語の行を枠線付きのボックスの上に置いています。
Box({
flexDirection: 'column',
gap: 1,
children: [
Box({
flexDirection: 'row',
columnGap: 4,
children: [Text({ children: ['a row'] }), Text({ children: ['of three'] }), Text({ children: ['items'] })],
}),
Box({
borderStyle: 'round',
paddingX: 1,
children: [Text({ children: ["borderStyle: 'round'"] })],
}),
],
})
枠線はペインの幅まで伸びます。
入力を受け付ける
Button、Input、Select はコントロールです。ユーザーは Tab でこれらの間を移動し、フォーカスのあるものを操作します。どのキーが届くかについては キーボードフォーカスとホットキー を参照してください。
focus: true でペインを開くと、ペインにキーボードフォーカスが与えられます。入力した文字はフォーカスを持つ Input に届くため、ペインが開いた時点で入力を受け付けるべきフィールドには autoFocus: true を追加してください。
`Button`
ボタンは onPress を実行します。このサンプルでは、デフォルトの形式、ホットキー付きの plain ボタン、淡色のボタンを示します。
Box({
flexDirection: 'column',
children: [
Button({ key: 'save', label: 'Save', onPress: noop }),
Button({ key: 'next', label: 'Next', hotkey: 'n', plain: true, onPress: noop }),
Button({ key: 'skip', label: 'Skip', dimColor: true, onPress: noop }),
],
})
フォーカスのあるボタンは反転表示で描画されます。ここではユーザーが Tab を 2 回押しています。
`Input`
Input は 1 行のテキストフィールドで、ユーザーが Enter を押すと onSubmit を実行します。
Input({
key: 'title',
label: 'Title',
placeholder: 'Type a title and press Enter',
value: '',
submitLabel: 'save',
onSubmit: noop,
})
フォーカスがないとき、フィールドはラベルとプレースホルダーを表示します。
フォーカスがあると、ラベルが太字になり、カーソルが表示され、⏎ の後に submitLabel が表示されます。
入力するとプレースホルダーが置き換わります。
`Select`
Select では、ユーザーが複数の選択肢から 1 つを選べます。選択された選択肢の value を引数に onSelect を実行します。
Select({
key: 'format',
label: 'Format',
value: picked,
options: [
{ value: 'md', label: 'Markdown' },
{ value: 'html', label: 'HTML' },
{ value: 'txt', label: 'Plain text' },
],
onSelect: (value) => {
picked = value
},
})
閉じているときは、ラベルと現在の選択肢を表示します。
開いているときは、選択肢を一覧表示し、そのうち 1 つをマークします。
ユーザーが選択肢を選ぶと、リストが閉じます。
画像を描画する
`Raster`
Raster は色付きの文字セルのグリッドで、ヒートマップ、スパークライン、ゲーム盤などに使います。描画はターミナルが行います。このサンプルでは、スターターモジュールの cellsOf 関数を使用しています。この関数は、セルを Raster が受け取る文字列にパックします。詳しくは 色付きセルのグリッドを描画する で説明しています。
Raster({
key: 'grid',
columns: 3,
rows: 2,
cells: cellsOf([
[['█', 0x2e7d32], ['█', 0xf9a825], ['█', 0xc62828]],
[['█', 0x2e7d32], ['█', 0x2e7d32], ['█', 0xf9a825]],
]),
})
Raster は各色をより小さなパレットに丸めるため、0x2e7d32 は #337733 として描画されます。
`Svg`
Svg は Desktop アプリで SVG ドキュメントを描画します。
Svg({
alt: 'Three bars of rising height',
width: 120,
height: 60,
source:
'<svg xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" viewBox="0 0 120 60"><rect x="10" y="40" width="20" height="20" fill="#2e7d32"/><rect x="50" y="25" width="20" height="35" fill="#f9a825"/><rect x="90" y="5" width="20" height="55" fill="#c62828"/></svg>',
})
ターミナルでは、Svg だけを返すペインは空のまま開きます。そこに別のものを描画するには、e.surface を確認して別のツリーを返してください。
`Image` と `Client`
さらに 2 つの要素については、ここにサンプルがありません。Image はターミナルで PNG または生のピクセルを描画します。Client は、アニメーションやポインター入力のために、ユーザーが用意した別のファイルが描画する領域です。これらのプロパティは 要素リファレンス に記載されています。
ターミナルが Unicode プレースホルダーを使った kitty グラフィックスプロトコルの画像を描画できることを Claude Code が検出しない限り、ユーザーには画像の代わりに Image の alt テキストが淡色で表示されます。alt テキストは、それだけで意味が通じるように記述してください。検出は起動時に行われます。kitty 0.28 以降と Ghostty では、ターミナルが Claude Code のグラフィックスクエリに応答した時点で検出に成功し、次の場合には失敗します。
- その他のターミナル: この 2 つ以外のターミナル、またはクエリに応答しないターミナル。
- tmux と screen: tmux または screen の中で実行されているセッション。kitty や Ghostty を含め、どのターミナルでも該当します。
- バックグラウンドセッション: すべてのバックグラウンドセッション。どのターミナルからアタッチしているかは問いません。
これらのプレースホルダー画像を実際に描画できるターミナルで mod のユーザーに淡色のテキストが表示される場合は、CLAUDE_CODE_FORCE_TERMINAL_IMAGES を 1 に設定すると検出をスキップできます。ただし tmux や screen の中では効果がありません。alt テキストは表示されなくなりますが、Claude Code は画像を tmux や screen のパススルー用にラップせずに送信します。
mod が描画できる場所を確認する
サンプルはすべてペインに描画しています。mod は他の場所にも描画でき、Claude Code を呼び出して代わりに何かを表示させることもできます。
- ペインとバンド:描画する場所を選ぶ
- スピナーなど Claude Code 自身の行:Claude Code がすでに描画しているものを変更する
- トースト、ステータスライン、ログ行:ターンを開始せずに何かを表示する
- 質問ダイアログ:ユーザーが決定するまでツール呼び出しを保留する
次のステップ
- インターフェースに描画する:タブ付きのペインを段階的に作成する
- 描画をテストする:テストからボタンを押す
- 要素リファレンス:各要素の主なプロパティと、それを描画するアプリ